使い方ガイド

平松建築 概算原価管理システム -- 初めての方はここから

3分で分かるクイックスタート

STEP 1
案件を作る
案件名・ラインナップ
坪数を入力
STEP 2
建物情報を入力
「案件情報」タブで
面積・仕様を入力
STEP 3
初期計算
緑の「初期計算」ボタン
→58工種を自動算出
STEP 4
個別に修正
「工種明細」タブで
1つずつ見積を調整
STEP 5
売価と比較
「売価見積」タブで
粗利を確認

元のシートとの違い(必ず読んでください)

元の Excel シートでは、工種ごとに別のタブを開いて1つずつ見積入力していましたが、本システムではまず一括自動計算してから、必要な工種だけ個別に修正する流れに変わっています。

元のシート(旧)

  1. 「基礎工事」タブを開いて見積入力
  2. 「上棟費」タブを開いて見積入力
  3. 「外壁」タブを開いて見積入力
  4. ...58工種を1つずつ手入力
  5. 合計を手動計算

全部手入力 = 時間がかかる

本システム(新)

  1. 建物情報(坪数・面積等)を入力
  2. 「初期計算」ボタン1回クリック
  3. 58工種が全自動で算出
  4. 業者見積や仕様変更がある工種だけ個別修正
  5. 合計・粗利は自動計算

大部分は自動 = 速い&正確

ポイント:自動算出された金額がそのまま使えるケースが多いです。業者からの見積書が届いた工種など、実際の金額がわかっている工種だけ手動修正すればOKです。

1案件を作成する

1
案件一覧ページを開き、右上の緑ボタン「+ 新規案件」をクリック
2
ダイアログで以下を入力:
案件コード 必須
例: 2026-001
案件名 必須
例: 山田邸新築工事
ラインナップ 必須
SHIN / RIN / MOKU

坪数・面積・断熱等級・防火区分もここで入力できますが、後から「案件情報」タブで編集も可能です。

3
作成」ボタンで案件の詳細画面に自動遷移します

2建物情報を入力する(「案件情報」タブ)

案件詳細画面の 「案件情報」タブ(タブ一覧の2番目)を開きます。

重要:坪数・面積は原価自動計算の基礎データです。正確に入力するほど見積精度が上がります。

基本情報

  • 案件名 / 顧客名 / ラインナップ
  • ステータス / 断熱等級 / 防火区分
  • 屋根形状 / WB工法 / 平屋 / 二世帯

面積・寸法

  • 坪数 / 建築面積 / 延床面積
  • 1F面積 / 2F面積 / 屋根面積
  • 外壁面積 / 基礎周長 / ポーチ面積

太陽光・オプション

  • 太陽光パネル有無 / PV容量(kW)
  • 蓄電池有無 / 蓄電池容量(kWh)
  • ドーマー / ロフト / 焼杉

所在地・設備

  • 都道府県 / 市区町村 / 住所
  • 上水道引込 / 下水道引込
  • 配管距離 / 雨樋延長
各項目は入力して別のフィールドに移動すると自動保存されます。「保存」ボタンを押す必要はありません。

3初期計算を実行する

ページ上部の緑の「初期計算」ボタンをクリック

マスタデータ(58工種・47ルール)から全工種の原価が一括で自動算出されます。

計算される工種の例:

基礎工事
坪数x単価
上棟費
面積ベース
外壁工事
外壁面積x単価
電気工事
坪数ベース
屋根工事
屋根面積x単価
給排水
配管距離ベース
太陽光
kWx単価
...他51工種
全58工種

計算は数秒で完了し、各タブにデータが表示されます。

4個別の工種見積を修正する(「工種明細」タブ)

-- 元シートの「工種別タブ」に相当する機能です --

元シートとの対応

元のシートでは「基礎工事」「上棟費」「外壁」...と各工種ごとに別タブで見積入力していました。

本システムでは、全58工種が「工種明細」タブの一覧表にまとめて表示されます。各行の鉛筆アイコン をクリックすると、その工種の数量・単価・金額を個別に修正できます。

一覧画面の見方

カテゴリ工種名 数量自動金額 最終金額状態 操作
FND基礎工事117.33 m2¥950,000¥950,000未確認 ←ここ
STR上棟費1 式¥200,000¥250,000確認済

オレンジ色の金額 = 手動修正済み / 黒字 = 自動算出のまま

個別の工種を修正する手順

1
修正したい工種の行の アイコン(または行そのもの)をクリック → 編集ダイアログが開きます
2
以下の項目を必要に応じて変更:
手修正 数量
例: 外壁面積を実測値に変更
手修正 単価
例: 業者見積の単価に変更
手修正 金額
例: 一式の金額を直接入力
変更理由
「業者見積による」「仕様変更」等
3
保存」ボタンをクリック → 最終金額が更新され、原価サマリにも即時反映されます

便利機能

  • 検索:工種名で絞り込み(例: 「基礎」「電気」「外壁」)
  • ステータスフィルタ:「未確認」「確認済」「要確認」で絞り込み
  • レビュー:確認した工種を「確認済」にマークして進捗管理

「元シートのように1工種ずつ見積もりたい」場合

  1. 「工種明細」タブを開く
  2. 上部の検索ボックスに工種名を入力(例: 「基礎」)
  3. 絞り込まれた工種の をクリック
  4. 数量・単価・金額を入力して「保存」
  5. 次の工種を検索して同じ操作を繰り返す

これで元シートの「タブ切替 → 入力」と同じ操作が1つの画面でできます。

5原価サマリを確認する(「原価サマリ」タブ)

原価サマリ」タブで、カテゴリ別の原価合計と構成比を確認できます。

原価合計
全工種の合算額
標準原価
基本工事の原価
太陽光原価
太陽光関連の原価
オプション原価
追加工事の原価

6売価を入力して粗利を確認する(「売価見積」タブ)

1
種別を選択(概算 / 社内 / 契約 / 実行)
2
「売価合計」に金額を入力(標準売価・太陽光売価も入力可)
3
登録」ボタン → 粗利率乖離分析が自動表示
判定基準:粗利率30%が標準目標。20%未満は「注意」、10%未満は「NG」と自動判定。

7リスクセンターで全体確認

リスクセンター」タブは案件全体の健全度をダッシュボード形式で表示します。

リスクレベル

LOW / MEDIUM / HIGH / CRITICAL

入力完了率

必須項目の入力率(%)

レビュー進捗

確認済み / 全工種数

粗利率

現在のマージン

8仕様変更時の再計算と差分解決

建物の仕様を変更した場合、ページ上部の青い「再計算」ボタンで原価を更新できます。

3つの再計算モード:
推奨
レビュー済保持:確認済の工種はそのまま、未確認だけ再計算。
中間
自動項目のみ:手動修正した工種は保持。自動算出のみ再計算。
注意
全置換:全工種を最新ルールで再計算(手動修正も上書き)。

再計算後、「差分解決」タブで変更内容を確認し、「新値採用」「旧値維持」「手動調整」を選択してください。

9よくある質問(FAQ)

Q. 元シートのように各工種を1つずつ見積もりたい

A. 「工種明細」タブで検索ボックスに工種名を入力 → 編集アイコンをクリック → 数量・単価・金額を変更。詳しくはSTEP 4

Q. 業者からの見積書を反映したい

A. 「工種明細」で該当工種を開き、「手修正 金額」に業者見積額を入力。変更理由で「業者見積」を選択して保存。

Q. 自動計算された金額が実際と違う

A. まず「案件情報」タブで建物情報(坪数・面積等)が正しいか確認。正しい場合は工種明細で手動修正できます。

Q. 仕様を変更したら原価はどうなる?

A. 「案件情報」で仕様を変更 → 「再計算」ボタン → 変更差分が「差分解決」タブに表示。手動修正した工種は保持されます。

Q. 「初期計算」ボタンが見当たらない

A. 計算実行後は「再計算」ボタンに変わります。案件詳細ページの上部ヘッダー右側にあります。

Q. 粗利率の目標値を変えたい

A. 「案件情報」タブの下部「粗利率設定」セクションで案件ごとの目標粗利率を設定できます。

10用語集

スナップショット
ある時点の原価計算結果のコピー。再計算のたびに新しいスナップショットが作られます。
工種
建築の各作業区分(基礎工事、上棟費等)。現在58工種がマスタ登録済み。
マージン(粗利率)
(売価-原価)/売価x100。30%が標準目標値。
ギャップ(乖離)
期待粗利率と実際の粗利率の差。正値=マージン不足。
ラインナップ
平松建築の商品シリーズ。SHIN / RIN / MOKU(大屋根・平屋・ROKU)の5種類。
リスクスコア
案件の問題度。エラーx10、警告x3、情報x1で加算。

さっそく使ってみましょう!